アポスティーユと公印確認

アポスティーユは,日本の官公署や自治体等が発行する公文書に対する外務省の証明のことです。外国で行う各種手続き(婚姻・離婚・出生、査証取得、会社設立、不動産購入など)に、日本の公文書を提出する必要が生じた場合、その提出先機関から外務省の証明を取得するよう求められた場合に、必要となります。

アポスティーユは、外国公文書の認証を不要とする条約(ハーグ条約)の締約国の間で通用する、共通の証明です。

 

公印確認は、ハーグ条約に加盟していない国(世界の半数近くの国)に提出する文書に領事認証を受ける場合に、領事認証の前段階として取得する証明です。公印確認を受けた後は、領事認証を取得する必要があります。公印確認だけでは、提出国で通用しません。

領事認証

法人の履歴事項全部証明書、戸籍謄本、住民票などを、提出国の諸手続きに使用する場合、当該文書が真正に成立したものであることを証明する必要があります。発行者の公印を外務省が証明(公印確認)し、それに基づいて提出国の在日大使館領事部において証明を受けることを、領事認証といいます。

実際の手続

日本国内で発行された公文書は、日本語で記載されていますが、そのまま受け入れ可能かどうかを、提出国に確認する必要があります。(ほとんどのケースで、現地母国語か英語翻訳されたモノでないと、受入不可となります。)

 

例えば、ベトナムへ履歴事項全部証明書を提出する場合、以下の手順を踏むことになります。

① 法務局で履歴事項全部証明書を入手

② ①を英訳して翻訳文を作成

③ ①②を日本の公証役場へ持ち込み、公証人の認証を取得

④ 公証人が所属する地方法務局で法務局長の公証人押印証明を取得

⑤ 外務省でアポスティーユや公印確認を取得

⑥ ベトナム大使館領事部にて、領事認証手続きを依頼

 

費用について

<アポスティーユ>

弊所手数料(税込)    16,500円

公証役場手数料(非課税) 5,500円(私文書で日本語の場合)

公証役場手数料(非課税) 11,500円(私文書で外国語の場合)

英文への翻訳手数料          4,400円/A4

郵送費用実費 レターパックプラスを利用して発送します。

※公文書にアポスティーユを取得する場合、公証役場手数料はかかりません。

 

 

<領事認証>

弊所手数料(税込)        27,500円

公証役場手数料(非課税) 5,500円(私文書で日本語の場合)

公証役場手数料(非課税) 11,500円(私文書で外国語の場合)

英文への翻訳手数料          4,400円/A4

大使館領事部手数料(非課税) ※各大使館が定めた手数料実費

郵送費用実費 レターパックプラスを利用して発送します。

 

 

※アポスティーユ、領事認証後の文書を、弊所から海外へ直接発送希望される場合は、上記に手配料3,000円+配送費用実費が加算されます。

 

 

川口行政書士事務所

行政書士 川口 泰司

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